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… 昭和41年、左東さんが店を始めて一番最初に取り組んだのは、カレーの味を変えることだった。 「私は半端がキライなんですよ。はっきり言って前のカレーでは納得できなかったんです。だから自分流の味をとことん研究しました。ジュースでもなんでもね、手抜きするの嫌だから色々ちゃんと作ってます」 実はこの店、カレーが美味しいというのでちょっとした有名店だ。 カレーは、カレー粉に昆布と鰹で取っただしを加え、さらにいくつかの隠し味を入れる作り方。この味は25年以上変えていないという。カレー粉を使うのは、いつも同じ味が出せるから。ずっと使用しているカレー粉は「インデラカレー」だ。 昔、まだこのカレー粉がなかなか売っていなかった頃、店へ食べに来た同業者に、カレー粉の銘柄を聞かれて同業者とは知らずにあっさり教えてしまったそう。そのことを振り返って左東さんはこう言う。 「そのときはしまったなーと思いましたよ。それから後に、結構このカレー粉が手に入るようになっていったの。でも、その他にも隠し味があるから、教えちゃってもいいんです」 … 昭和60年、店を改装した際に壁を真っ白にした。左東さんは、何も飾らないで真っ白のままにしようと考えていた。 店には昔から出版社の編集者や、漫画家、落語家などのお客さんが出入りしていた。人が人を呼び、同じ業種の者たちが集うようになったという。 その中に、『黄金バット』などを手がけた紙芝居作家で評論家の加太こうじ氏がいた。 ある日加太さんは「ここに絵を描かせてくれないかなー。壁画って描いたことないから描いてみたいんだ」と言った。 加太さんの描いた絵は、浅草ゆかりの深い30人ほどの昭和スターたちを描いたものだった。 これがピーターの新しい歴史となった。 … 店へ行くといつも左東さんはひとり忙しそうに働いていて、常連さんが入れ替わり立ち代わりやってきては、カレーを食べたり、ジュースを飲んだり、談笑したりしている。 静かな裏路地の角地にぽつんとある感じだが、この店はいつも元気で、あたたかい雰囲気が立ちこめている。 (単行本『東京ノスタルジック喫茶店』河出書房新社刊、より一部引用。) 喫茶ピーター(西浅草・田原町)-02につづく
by makishiozawa
| 2009-06-23 22:29
| 東京ノスタルジック喫茶店
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