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先週金曜日は仕事で平井と曳舟へ。天気がとてもよく日差しが眩しい。平井の駅に降り立って眩しいなぁと独り言をいう。 駅に着くまではどんな駅だったか忘れてしまっていたりするのだけど、平井も曳舟も以前に取材で来たことのある場所だった。駅に着いて何の取材で来たことがあったのかをを思い出す。 平井の後には曳舟が待ち受けていたので、平井にはあまり長居をしなかった。なので今日の写真はすべて曳舟。 途中、予定を少し変えて小岩へ寄ろうか迷うが、来週また来ようと思う。 小岩には寄らなくて正解。寄っていたらこんな風に曳舟で寄り道写真を撮る時間はなかった。 曳舟はほんの数時間いただけでも人情に十分触れ合うことの出来た魅力的な街だった。 路地で楽しそうに遊ぶ子どもたち、自転車に乗った制服を着た中学生、目が合うと微笑んで会釈をする食堂のおばあさん、昔話を延々とするおじいさん、自転車で追い越すときに謝るおばさん、おけを片手に抱えて銭湯へ歩いて行く人々、短い時間で随分沢山の人に会った。馴染み深い訳ではないのに、懐かしい向島の風景。 本当なら都心のほうがもっと沢山の人とすれ違っているはずなのだけれど、こんな風に記憶に残らない。みんなもっと急いでいるからかもしれない。 私はこんな風に毎日の光景を、くっきりと記憶できる場所のほうが好きだと思った。 でもどちらも東京。どちらか片方の顔しかなかったならば、もしかしたらこんな風に東京を好きになっていなかったかもしれない。 壁際に咲くバラが印象深く写真に撮っておく。この壁にこの色の花をわざと選んだのだろうか?と思う。 知らない花も見かけた。歩いているときは結構植わっている花を見ているのだけど、この花は見たことがない。 昔ながらの写真館もあった。ステキな佇まいだな。 帰りに少し魚屋さんとも話す。売られている貝はときどき水をはき出していた。 日の傾く時間も遅くなってきた。
by makishiozawa
| 2007-05-14 12:08
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