Top
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
全体
日々
写真だけの日(一眼レフ)
写真だけの日(コンパクト)
東京ノスタルジック喫茶店
東京・横浜 リトル カフェ
たべもの
たまにはラーメン
プリンってカワイイ
ピアス作りと自分でジェルネイル
エッセイ的な
人物/青空1日写真館
旅のこと1-バリ島
旅のこと2-佐野小旅行
旅3-scene,in Asia
旅4-scene,in Europe
旅5-scene,in the past
東京プチヒーリング
ミニガイド
読書・本
仕事・写真のこと
my favourite things
散文
mini写真展1-2008秋
オリジナルポストカードリスト
お知らせ
この頁について
はじめましての方へ
=memo=
どうぞよろしく↓↓
以前の記事
2014年 12月
2014年 03月
2013年 12月
2013年 08月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
もっと前の記事↓
Mar,2004〜XX,Mar,2007



Copyright-©2011 Maki Shiozawa All Rights Reserved

☆掲載されている画像等の無断転載・使用は禁止いたします。ご遠慮ください。
著作権は塩沢槙に属します。


●お仕事などのご依頼・メールはこちらへ
makishiozawa[at]ybb.ne.jp  
↑[at]を@に変えてくださいね!


○携帯電話からご覧になる場合のURL↓
http://
mblog.excite.co.jp/
user/makisphoto/


みちくさ学会バナー
by livedoor

純喫茶カテゴリ連載中




○リンクフリーです。
ご一報いただけたら、とても嬉しいです。


エキサイト以外のリンク
------------------------
ケーキ日記
妹・マヤの日記
Cafe 9chair
笹塚中野通り
Spice Cafe
しらすのラーメン日記
ふでもじ生活
おっさん メダカ ロックンロール
houti blog
一本気新聞
TULSA
ね じ ま き 雲
seront
design office B3のつれづれ
お気に入りブログ
旅の記憶 - trave...
つれづれ日記
フウドの日々暮らし
gallery yuri
lulur*otb
ナオミの夢 ~『喫茶 宝...
ゴリラ と 星☆
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧
○東京ノスタルジック喫茶店79 喫茶 エノモト(浅草・田原町)-01
f0130980_10574723.jpg



エノモトの創業は昭和10年よりも前で、正確な年号がわからないと首をかしげるのは、二代目の榎本一夫さん、66歳。

「覚えているのは中学生時分の昭和30年頃から。あの頃はすぐ近くに国際劇場があったから、この辺りもよかったんだよね。関係者や大道具の人たちもいつも来てくれてね。もうなくなって何十年経つかな。この辺はやっぱり国際劇場がないとだめね。今は浅草っていってもみんな観音様のほうへ行っちゃうからね」

中学を出てから、高校サボることが多かったという榎本さんは、店を手伝い始めた。国際劇場関係の人が沢山いて、その多くが女性だったため、フロアに出るのが恥ずかしかったのをよく覚えているという。
国際劇場とは、松竹歌劇団の公演などを行った松竹直営の劇場で、浅草国際劇場と呼ばれていた。昭和12年(1937)にでき、昭和57年(1982)に閉館、取り壊された。
現在はその場所で、浅草ビューホテルが営業をしている。

エノモトは創業時ミルクホールとして、国際劇場のすぐ横で営業していた。榎本さんは子どもの頃、空襲で国際劇場に逃げ込んだこともあるという。

「あの頃は下駄だったから、足に火傷をしました。小さかったからよく覚えていないけど、とにかく熱かったのだけは覚えています。小さくてもこういうのだけは覚えてるもんなんだよね」

昭和30年頃ミルクホールから喫茶店へと変わり、店を改装することになった。どんな店にするのがいいかと、榎本さんは父に連れられてあっちの喫茶店、こっちの喫茶店へと行ったという。当時は音楽喫茶とか、ニュース喫茶など様々にカテゴライズされた喫茶店があった。
「喫茶店業界はこのころが一番いいんじゃないかな。今はこれといったものがない。一時はみんなテレビを見に来たり、エアコン目当てで涼みに来たり、っていう強烈な目的があったよ。
力道山の試合なんかの時はみんなテレビ見に来て、満員だったよ。あれは私が小学校のときかな。すごかった」
榎本さんは当時を思い出す。

古い建物をそのままの形で維持するには、いつか限界が来る。昔ながらの佇まいを持った喫茶店がひとつ消え、またひとつ消えしているのは、時代の移り変わり以外にも、建物自体の寿命という物理的理由もあるのだ。
榎本さんはさばさばと冗談交じりに話してくれたけれど、現代が抱える様々な問題を私に思い出させた。
しかし、50年かけて作られた雰囲気は、50年経った店にしか作れない雰囲気だ。一日でも一年でも長く、この店がこのままの姿で続くことを願う。


(単行本『東京ノスタルジック喫茶店』河出書房新社刊、より一部引用。)


f0130980_10581651.jpg



f0130980_10583358.jpg



f0130980_10584977.jpg



f0130980_105941.jpg



f0130980_10592588.jpg



f0130980_10594093.jpg



f0130980_10595345.jpg



喫茶 エノモト(浅草・田原町)-02につづく
[PR]
by makishiozawa | 2010-01-30 11:04 | 東京ノスタルジック喫茶店
<< ○東京ノスタルジック喫茶店80... つづき >>