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○東京ノスタルジック喫茶店58 gion(ギオン・阿佐ヶ谷)-01
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関口宗良さんは20代の頃にだけは戻りたくないと懐かしそうに言う。ひょんなことからアルバイトをしていた飲食店の経営者である建設会社社長に見込まれ、23歳のときに喫茶店を一軒任された。・・・
当時関口さんは大学4年生になったばかりで、大学では商学部に在籍し、本を読むのが好きな青年だった。特に好きなのは歴史小説。
その頃は1日に16時間働いたという。店の一切を任されたため、防水・排水・設計のことなど苦労したが、このときの苦い経験がのちの店作りに大いに役立った。・・・
13年が経った頃、関口さんの父が経営していた飲食店を閉めることになった。中央線・阿佐ヶ谷駅がすぐ目の前という抜群の立地だった。これを機に、次に同じ場所を自分が借りて、経営者として喫茶店を始めることに決めた。それが今の店だ。
・・・
1年目に少しお金が貯まると、レンガや土、苗木を買ってきてブナなどの大きく育つ木を植えて、植え込みを作った。
年数をかけて少しずつ棚やショーケースなど、店内のものを増やしていった。
今ではぎっしりと色々なものが詰まった楽しいお店で、壁や天井はピンクやブルーに塗り分けられ、関口さんが気に入って買った絵画が何枚か飾られ、ランプも沢山ある。
店の中央にありながら邪魔にならない扇形をしたケーキのショーケースは自慢、小さかった苗木も大きく育った。今では沢山の葉を茂らせて、晴れた日には店の窓際に美しい影を作っている。
・・・
店主自身の考える店の特徴を尋ねると、関口さんはきっぱりとこう答えた。

「店の一番の自慢は、とにかくいい子たちが働いていることです。内装とか、働く子とか絶対いいと思ってます、例外なしにみんないい子ばっかり。うちは気が利かなくてもいい子なら採用します。気が利いても悪い子は絶対に採らない。面接はひとり1時間して、10人断って11人目で見つかるっていうこともよくあります。いい子としか仕事したくないんです。その代わり苦しいときにもガマンしなくちゃいけない、人が欲しいのに面接しても断ることもあるわけですから。本当に一緒に働きたいっていう子が来るまでは、絶対ガマンする。その結果、例外なく性格のいい子と働ける。それはもう阿佐ヶ谷で一番だと思っています」

・・・
「いいコと一緒に働きたい」という思いは、場所の雰囲気はその中にいる人々がつくるのだという思いに他ならない。
関口さんは、お客さんも私たちも楽しめる店じゃないと、仕事をやっている意味がありませんとも言っていた。

昭和50年代終わりに店は始まって今年でだいたい28年。「アイドルタイム」という言葉とは縁遠いこの店は、いつも客で賑わっている。
「うちはお店の子も、お客さんもみんないい人ですよ」という関口さんの言葉が非常に印象的だった。
生きていくうえでなにがもっとも大切なことなのか、改めて確認したような気持ちになった。
やっぱり人と人、なのだ。

(単行本『東京ノスタルジック喫茶店』河出書房新社刊、より一部引用。)


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gion(ギオン・阿佐ヶ谷)-02につづく
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by makishiozawa | 2009-09-03 09:45 | 東京ノスタルジック喫茶店
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